okamura Site Admin

登録日: 2006.11.13 記事: 291 所在地: 埼玉県
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日時: 2008-11-05 01:49:27+00:00 記事の件名: ClamAV 0.94.1 が出ています |
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ClamAV 0.94.1 の変更点は「SourceForge.net: Files」に掲載されています。変更点はページを普通に見るととても見難いですが、ページのソースの当該箇所では普通に読めます。
ざっと斜め読みをしたのですが、既存ユーザの立場でピックアップすると DetectionStatsCountry というオプションが freshclam.conf に追加されたことが挙げられます。freshclam.conf のオンラインマニュアルにはこのオプションの説明が次のように書いてあります。(下手な訳ですが)
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DetectionStatsCountry STRING
マルウェアの発生国/検出の統計(統計的な目的でのみ)。ClamAV.net に統計データを収集するときにあなたの IP アドレスを参照します。それはあなたがインストールした ClamAV によるマルウェアの報告の地理的な発生場所を決定するためです。もしインストールした ClamAV を別な場所から来たデータのスキャンに主に使用するのでしたら、このオプションを有効にして発生国の二文字コード(参照 http://www.iana.org/domains/root/db)を入れてください。
デフォルト: disabled
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その統計がどのように役立てられるのかはわかりませんが、メールの送信元の地理的な場所によってフィッシングなどの評価をする機構でも計画しているのかもしれませんし、単に統計をとって「う〜ん、なるほど〜」とやるだけかもしれません。JP などあなたのコンピュータがある国の記号を入れると協力できるものと思われます。
それにしてもなぜ clamd.conf や clamscan コマンドのオプションではなく freshclam.conf のオプションなのかがよくわかりません。マルウェア(ClamAV ではフィッシングメールも含む)の検出の統計ならば clamd.conf や clamscan のオプションだと思うのですが…。また、国コードをわざわざ利用者が指定しなくてもグローバル IP アドレスから国を機械的に割り出すことは可能ですから、単純に ON/OFF のオプションでよいと思うのですが…。
もう少し情報が欲しいところです。 _________________ OKAMURA |
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