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概要

この章では clamav-update のインストールについて説明します。clamav-update のデフォルトの設定は Mac OS X の ClamXav ユーザ用になっています。Mac OS X で ClamXav を通してのみ ClamAV を使用していて、その GUI による設定以外特に行っていない場合はインストール後すぐに使用することができます。を読んでからへ進んでください。それ以外の ClamAV ユーザ、あるいは、Mac OS X で ClamXav を使用していてもデーモンとしての freshclam などを使用しているユーザはも参照してください。

ダウンロード

手順

clamav-update の最新版は clamav-update プロジェクトのページからダウンロードできます。そのページからの手順は以下のとおりです。

  1. “最新リリース情報”のセクションの表でパッケージ欄が“clamav-update”の行のダウンロード欄の“Download”というリンクを辿る。

    リリースファイルリストのページの、当該のパッケージ(clamav-update のこと)のリリース(最新版のこと)の箇所に遷移します。

    図1. clamav-update 1.1 の場合の表示例
    次の順序で書かれています。clamav-update 1.1 リリースメモ、変更履歴、clamav-update-1.1.tar.gz、14.2KB、14、2006-11-16 16:11、3d67ccc720603369e2a63ba76161f780
  2. ファイル名のリンク(例では“clamav-update-1.1.tar.gz”)を辿る。

    ミラーサーバを選択するページに遷移します。

  3. “物理的な場所”欄に書かれた場所が、clamav-update をインストールするマシンが置かれている場所に最も近い行の“ダウンロード”欄のリンクを辿る。

    そのリンクは、画像をサポートしているブラウザではダウンロードアイコン、サポートしていないブラウザでは“download”という文字列になっています。

    ダウンロードが始まります。もしいつまでもダウンロードが開始されないときはページの指示に従ってください。

他所から入手したファイルの確認

もしあなたが別な経路で clamav-update のアーカイブファイルを入手したとしたら、それがオリジナルと同じかどうかチェックすることをお勧めします。clamav-update はそのライセンス(GPL)によって改変版の再配布が認められているので必ずしもオリジナルと同じではありませんが、オリジナルと同じファイルだとして異なるものが配布されているかもしれません。チェックの重要性については「実行」の章の「セキュリティ警告」節を読めば解ると思います。

オリジナルと同じかどうかをチェックするには上のステップ 1 で辿ったリリースファイルリストのページを参照する必要があります。確認するファイルと同じファイル名が書いてある行の“チェックサム”欄に英数字の羅列があります。これは MD5 によるハッシュ値というもので、手元のファイルから同じハッシュ値が得られればそこに掲載されているファイルと同じ内容であるとほぼ言えます。手元のファイルの MD5 ハッシュ値を知るには次のようにします。

openssl md5 調べるファイルのパス名

例えば、ホームディレクトリの下の Desktop ディレクトリの下にある clamav-update-1.1.tar.gz でしたら次のようになります。

openssl md5 ~/Desktop/clamav-update-1.1.tar.gz

この結果次のような応答があります。

MD5(調べるファイルのパス名)= 3d67ccc720603369e2a63ba76161f780

この“=”の後ろの“3d67ccc720603369e2a63ba76161f780”の部分がリリースファイルリストのページに書いてあるチェックサムと同じであれば同じ内容のファイルです。

しかしオリジナルと同じファイルかどうかを確認するのにダウンロードと同じページを開くわけですから、オリジナルをダウンロードすれば済みますよね。有意義なのは FTP が禁止されている LAN でオリジナルをダウンロードできないときくらいでしょうか。

インストール手順

ここではパッケージに含まれているファイル INSTALL に書いてある共通事項のみ説明します。環境に合わせて clamav-update の環境を整えるにはも参照してください。

また、以下では具体例中の変数は次のように置き換えてください。

表1. インストール手順の具体例における変数
変数名 説明 ClamXav ユーザの場合 デフォルト設定の ClamAV の場合
${destdir} パッケージをダウンロードしたディレクトリ。 例) ~/Desktop 例) ~/Desktop
${version} clamav-update パッケージのバージョン番号。 例) 1.1 例) 1.1
${clamav_prefix} ClamAV をインストールするときのベースディレクトリ。configure の --prefix オプションの値。 /usr/local/clamXav /usr/local
${admin_group} 管理者の UNIX グループ名。 admin root
  1. ダウンロードしたパッケージを解凍する。

    多くの GUI を備えたシステムではダブルクリックすると解凍できるでしょう。一般には次のコマンドを実行してください。

    cd "${destdir}"
    tar xfz clamav-update-${version}.tar.gz
  2. 展開されたパッケージ内に移動する。

    ファイルマネージャを備えたシステムでは、そのファイルマネージャで移動してもよいでしょう。一般には次のコマンドを実行してください。

    cd clamav-update-${version}
  3. clamav-update.pl をコピーする。

    展開されたパッケージには clamav-update.pl というコマンド(Perl スクリプト)があります。これをコマンド置き場にコピーします。コピー後のオーナーとグループ、そしてパーミッションはそれぞれ、root, ${admin_group}, 0755 を推奨します。一般には推奨されるオーナーやパーミッションでコピーするために次のコマンドを root で実行してください。

    install -o root -g ${admin_group} -m 0755 clamav-update.pl "${clamav_prefix}/bin/"

    Mac OS X の場合は通常 root でログインできないので管理者権限があるアカウントで次のようにしてください。実行するとそのアカウントのパスワードが訊ねられます。パスワードを入力して改行してください。そのパスワードはエコーバックされません。

    sudo install -o root -g ${admin_group} -m 0755 clamav-update.pl "${clamav_prefix}/bin/"
  4. clamav-update-update.conf をコピーする。

    展開されたパッケージには clamav-update-update.conf という clamav-update の設定ファイルがあります。これを設定ファイル置き場にコピーします。コピー後のオーナーとグループ、そしてパーミッションはそれぞれ、root, ${admin_group}, 0644 を推奨します。一般には推奨されるオーナーやパーミッションでコピーするために次のコマンドを root で実行してください。

    install -o root -g ${admin_group} -m 0644 clamav-update-update.conf "${clamav_prefix}/etc/"

    Mac OS X の場合は通常 root でログインできないので管理者権限があるアカウントで次のようにしてください。前回の sudo による実行から一定時間以上経過していると実行時にそのアカウントのパスワードが訊ねられます。パスワードを入力して改行してください。そのパスワードはエコーバックされません。

    sudo install -o root -g ${admin_group} -m 0644 clamav-update-update.conf "${clamav_prefix}/etc/"
  5. clamav-update.conf をコピーする。

    Mac OS X で ClamXav を通してのみ ClamAV を使用していて、その GUI による設定以外特に行っていない人はこのステップは必要ありません。 展開されたパッケージには clamav-update.conf という clamav-update の設定ファイルがあります。これを設定ファイル置き場にコピーします。コピー後のオーナーとグループ、そしてパーミッションはそれぞれ、root, ${admin_group}, 0644 を推奨します。一般には推奨されるオーナーやパーミッションでコピーするために次のコマンドを root で実行してください。

    install -o root -g ${admin_group} -m 0644 clamav-update.conf "${clamav_prefix}/etc/"

    Mac OS X の場合は通常 root でログインできないので管理者権限があるアカウントで次のようにしてください。前回の sudo による実行から一定時間以上経過していると実行時にそのアカウントのパスワードが訊ねられます。パスワードを入力して改行してください。そのパスワードはエコーバックされません。

    sudo install -o root -g ${admin_group} -m 0644 clamav-update.conf "${clamav_prefix}/etc/"