clamav-update

Clam AntiVirus(以後「ClamAV」) を利用していて、ウィルス定義ファイルではなく ClamAV そのものの更新は面倒じゃありませんか?

1. freshclam のログを通して新しいバージョンがリリースされたことを知る。
2. ClamAV のソースアーカイブをダウンロードする。
3. ソースを展開してビルドしてインストールする。
4. オーナーやパーミッションをデフォルトから換えているときはインストールされたもののオーナーやパーミッションを一通り変更する。
5. freshclam をデーモンとして使用していたり、clamd を使用しているときはそれらを再起動する。

ClamAV が更新されるたびにこれをやらないとなりません。RPM などのバイナリパッケージで提供されているシステムならともかくそうでないシステムで ClamAV を利用しているとこの作業が面倒です。

clamav-update はこれを自動化するための perl スクリプトです。

このサイトでは clamav-update とそれに関連するツール群を提供しています。現在提供しているのは次のものです。それぞれ「パッケージ」と呼んでいます。

clamav-update

ClamAV の最新版と現在インストールされているバージョンを比較し、新しいバージョンがリリースされているときにそれをダウンロードし、ビルドし、インストールするツールです。

柔軟な設定ファイルにより ClamAV 以外のものに対しても適用できます。例えば clamav-update 自身です。

FreshClamDaemon

ClamAV に付属するウィルス定義ファイルアップデータ freshclam をデーモンとして使用するための Mac OS X 用起動項目です。ClamXav 用にインストールされた ClamAV を想定しています。

ClamAntiVirusDaemon

ClamAV に付属するスキャンデーモン clamd を使用するための Mac OS X 用起動項目です。ClamXav 用にインストールされた ClamAV を想定しています。

clamdsh

ローカルの clamd もリモートの clamd も操作できる clamd の簡易シェル。

ClamdOmitScan

定期スキャン用の clamd を使用した高速ウィルススキャンコマンドです。スキャンする必要がなくなったファイルのスキャンを省略することでスキャン時間を短縮します。

ClamXav Helper

ClamAV の Mac OS X 用フロントエンド ClamXav をサポートする機能を提供します。

各パッケージの最新版は次のとおりです。ダウンロードは「最新版」欄のリンクからしてください。

当プロジェクト提供のパッケージは(古いバージョンを除いて) clamav-update で自動更新が可能です。また、当プロジェクト以外から提供されている clamav 以外のソフトウェアでも利用可能です。そのための設定ファイルのサンプルをフォーラムに掲載しています。

ドキュメント

このサイトが提供する各パッケージに関するドキュメントが用意してあります。

フォーラム

clamav-update には専用のフォーラムがあります。ここでは clamav-update を使用する上での質問や、バグのレポートなどができます。

プロジェクト

clamav-update は SourceForge.jp にホスティングしているオープンソースプロジェクトです。 CVS リポジトリから最新のソースを取得したり、開発やドキュメンテーションに参加したりできます。 非 SSL のページもあります。

この clamav-update プロジェクトでは協力者を募集しています。現在特に募集しているのは次のことをサポートしてくれる方々です。

• ドキュメントやマニュアルの英訳
• Mac OS X + ClamXav 以外の環境用のサンプル設定ファイルの作成と保守
• フォーラムのモデレータ

プロジェクトへの参加には SourceForge.jp のアカウントが必要です。協力してくださる方で SourceForege.jp のアカウントを持っていない方は「SourceForge.jp: SourceForge: Register」でアカウントを取得してください。連絡先は「SourceForge.jp: Project Member List」にリストされているプロジェクトのメンバーにお願いします。